夏はエアコン…
夏になると毎日のようにエアコン修理の依頼が舞い込んできます。経験ですがその中の1割は故障ではない場合があります。
例を挙げますとA/CスイッチOFFのままでコンプレッサーが動かない。シーズン初期にはよくあります。冬場にヒーターをきかせるのにA/CスイッチOFFで使用し、暑くなりそのままで温度調節だけを冷房にしA/Cスイッチ入れ忘れの場合冷風は出てきません。
A/CスイッチはON(ランプ点灯)で使用してください。
もう一例、よくあるのが内気外気の切り替え忘れて冷房のききが悪いケース。
梅雨時期などは外気導入でも車内は十分冷えますが、真夏など外気温30℃を超えてくると冷房能力は正常でも外気が導入されると車内が冷えません。
今回ある実験をしてみました。
使用した車は平成18年ワゴンR走行距離60000キロ、7月中旬、晴天、風速4メートル外気温32℃、時間は12時で当社の駐車場で内気導入、フルコールド、風量2、でアイドリングで放置、約15分で
吹き出し口の温度計10.9℃まで下がりました。このじょうたいで外気導入に切り替えます。
すると吹き出し口温度計は上昇します。
2~3分で16,3℃まで上昇しました。
その状態で10分車内(運転席)で測定すると27.3℃でした。効率的な冷房の使い方としてはエンジン始動時車内は40℃以上ですので外気導入でしばらく運転その後内気循環に切り替えるようにするといいでしょう。
上記の例は修理不要のケースです、A/Cの修理は冷媒の補充、ガス漏れ、モーターの交換、サイクル内部の洗浄など様々ですので何かおかしい、という方は一度相談していただければと思います。